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2013年05月16日

ナプキンはこうして生まれました


明治・大正・戦前の昭和の生理用ナプキン
 ナプキンのはじまりはここから
984年(永観2年)、平安時代には、月帯(けがれぬの)という月経帯を使用していました。
(川村邦光著『オトメの身体 女の近代とセクシュアリティ』より図版転載).jpg


江戸時代では、生理処理用のふんどし を利用していました。そのふんどしの姿が馬の前垂れに似ていることから「馬」という名称で親しまれていました。吸収帯は和紙の浅草紙が一般的。
おそらく、普通のふんどしに吸収帯をつけたような形だと思われます。
※江戸時代の初潮を初花、生理のことをお馬と言っていたそうです。


明治時代では、日本手ぬぐいでT字帯を作り、吸収帯は和紙の浅草紙やぼろ布を使用していました。
1886年(明治19年)から脱脂綿が注目を集め、体液吸収に効果のある医薬品として普及し、一般に普及、それまでの浅草紙やボロ布に代わって脱脂綿が使われるようになりました。


大正時代では、脱脂綿をガーゼでくるんだ生理用品が登場。


1930年(昭和5年)では、ロール式脱脂綿をカットして使用する製品が発売されました。この時代でも着用の仕方は変わらず、T字帯と脱脂綿を組み合わせていました。


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 戦中の生理用ナプキン
第二次世界大戦で輸入に頼っていた衛生材料用綿花の原料不足が深刻になりました。
1941年(昭和16年)では、脱脂綿の代用品としてチリ紙(京花紙など)を使用しました。


1941年(昭和16年)、脱脂綿代用品として紙綿(特殊なシワ加工をほどこし表面積を増やし、経血を吸収しやすくした紙)の製造を始めました。
それ以降、終戦まで生理処理用品は脱脂綿から紙綿となりました。


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 戦後の生理用ナプキン
1951年(昭和26年)8月、脱脂綿は再び生理処理用品が主役になりました。

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1950年代後半では、カット綿が登場。脱脂綿をあらかじめ生理処理に適した大きさにカットしたもので、それまでの自分で適当な大きさにちぎって使用していた平綿に比べ、ずっと便利になり、以降、カット綿が生理処理用品の主役となりました。


医薬部外品として、カット綿を製造。今まで、カット綿は病院、薬局・薬店でしか販売できないのに対し、衛生綿類は雑貨店、駅売店などでも販売することができたため、販路は一気に拡大しました。これ以降、生理処理用脱脂綿は、衛生綿類が主流になりました。


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 ナプキンの普及
ついに!1961年(昭和36年)11月、月経は恥ずかしいもの、隠すものといった常識を打ち砕いて、革命をもたらしたといわれる生理用ナプキンが発売されました。


1962年(昭和37年)に毎日広告社の「使用している生理処理用品の種類に関する調査」では、脱脂綿が最も多く全体の67%、紙製の生理処理用品はまだ26%でした。7年後、1969年(昭和44年)のマーケティングセンターの調査では、脱脂綿使用者5%に対し、ナプキン使用者が89%と逆転しました。


脱脂綿製の生理処理用品が、経血を吸収する「吸収材」だけで作られていたのに対し、ナプキンは吸収材の他に、経血を漏らさない防漏材や、肌に触れる表面材の3種類の材料が使われていたため、人気を集めました。

しかし、当時の吸収材は圧力を加えるとあふれ出てしまう欠点を持っていました。


次第に薄型化に
肌に接する表面材には、親水性のレーヨン不織布が採用され、単層の防水紙にポリエチレン薄膜をラミネートした外側の防水紙の採用等で生理処理用品が薄型になり使用感が向上していきました。


1964年(昭和39年)に吸収体に100%綿状パルプを採用した製品が登場、大幅なコストダウンをもたらしました。当時の値段で60円から200円以上が相場だったようです。


1973年(昭和48年)のオイルショックでの紙不足をきっかけに、多くの製品がナプキンの吸収体を綿状パルプに切りかえました。その結果、厚みが約半分のスリムタイプの製品が誕生しました。

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1978年(昭和53年)、初めて高分子吸収剤を使った生理処理用品が発売されました。高分子吸収剤は自重の50〜100倍の経血を吸収、いったん吸収した経血は圧力がかかっても滲出しない性質を持っていることから、従来製品より薄型で、十分な吸収力を持ったナプキンを作ることができ、使用感が大きく向上しました。
※アンネとは、現在のユニ・チャームと統合、もしくは、子会社になりました。


ナプキンラインナップ.jpg
そして現在
 吸収量、使用時間帯などに合わせた多くの種類が開発され、消費者のニーズによる選択の幅が大きく広がっています。

ナプキン統計.jpg

こちらのサイトを参考にいたしました。
一般社団法人 日本衛生材料工業連合会 | ナプキン
アンネナプキンとは/月経帯からアンネナプキンまで、明治大正昭和の生理用品
花王 ロリエ 製品情報 ラインナップ一覧

川村邦光著『オトメの身体 女の近代とセクシュアリティ』より図版転載
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